ビジネスで売上をあげるのに、セールスは付きもの。
なので、「提案できる人に出会いたい」、「商品・サービスの話を聞いてもらいたい」と思うのは当然です。
でも、見込み客に出会ったときに、最初から、
「一度、お話しさせてもらえませんか?」
「聞いてもらえませんか?」
「提案させてもらえませんか?」
など、セールス目的でアプローチするのはオススメできません。
それはなぜかと言いますと、、、
興味を持ってもらえても買ってもらえない時代
提案をして興味を持ってもらえたとしても、今すぐ必要なものでなければ、買ってもらうのが難しい時代になっています。
今の時代、パソコンやスマホで誰でも簡単に情報を手に入れることができますよね。
欲しい情報は自分で集めるのが当たり前になっています。
何かを買う場合も同じです。
欲しいものがあった場合に、まずはインターネットで検索してあれこれ調べてみるという経験はあるのではないでしょうか。
Googleの調査によると、消費者は何かを買う前に平均で10.4件の情報を集めているそうです。
ですので、提案して興味を持ってもらえたとしても、
「本当に信じていいのかな?」
「自分に合ってるのかな?」
「もっといいものがあるかも?」
そう思われてしまい、自分で調べてみるまで結論を出してくれません。
それでもすぐに調べて結論を出してくれればいいのですが、、、
今すぐに必要なものでもない限り、調べてくれるのはいつになるかわかりません。
時間がたてば、忘れられてしまいます。
そもそも集客がたいへん
セールス目的でアプローチすると、そもそも話を聞いてもらうのが難しいということもあります。
先ほども触れましたが、今の時代、欲しいものがある場合は、自分で情報を集め、自分で選択し、自分から声をかけるというケースが増えています。
そのため、売り手から積極的に営業を受けることに抵抗がある人が増えています。
さらには、なかなか切らない電話営業のような迷惑なセールスもありますので、なおさら営業を受けることへの抵抗感が大きくなっています。
ですので、セールス目的でアプローチしても、OKをもらうのが難しくなっているんです。
中には、セールス目的であることを隠して誘うケースも見かけます。
私も「交流会に来ませんか?」と誘われて行ってみたら、経営塾の勧誘だったという経験があります。
よほどトークがうまくない限り、そのやり方でうまく行くことはありませんし、信用まで失ってしまいますので要注意です。
まとめ
見込み客に最初からセールス目的でアプローチするのは、集客するのも難しいですし、セールスの難易度も高いです。
提案するのを隠してアプローチするのもダメだとしたら、どうすればよいのでしょうか?
オススメするのは、まず情報提供から始めることです。
情報を集めたい見込み客の行動パターンに沿っていますし、信頼を獲得したり、専門家ポジションを築くことで、その後の商品・サービスの提案も聞いてもらいやすくなります。
情報提供につきましては、別の記事でもお伝えしていますので、そちらもご覧ください。
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『苦手なセールスを楽にする2つの要素とは?』