
異業種交流会や名刺交換会。
いろんな業種の人と話をして、人脈を広げられるよい機会です。
ビジネスを広げたい方や、新しくビジネスを立ちあげた方にとっては、貴重な出会いの場になります。
しかし、どれだけたくさんの人と話をしても、相手の印象に残らなくては意味がありません。
この記事では、異業種交流会で相手の印象に残るための3つのポイントをお伝えします。
出会いで印象に残るための3つのポイント
①相手に質問し続ける
「自分のことばかり話すのではなくて、相手の話をよく聞きましょう」
という話は、よく聞くのではないでしょうか。
自分や自分の仕事に興味を持ってくれる人は、やはり印象に残りやすいものです。
逆に興味を持ってくれない人は、印象に残りません。
そこで、興味をもって相手の話をよく聞くことが大事ということです。
この「よく聞く」ということには、実は2つの意味があります。
ひとつは、「相手の話をきちんと聞いていることを示す」ことです。
話に合わせてうなずいたり、相づちを打ったりすることですね。
もうひとつは、質問することです。
ただ単に聞くのではなくて、相手にもっと話してもらおうと積極的に働きかけることです。
相手の話にうなずいたり、相づちを打ったりするのが受動的な興味の示し方とすれば、
質問することは能動的な興味の示し方です。
質問をすることで、より強く興味を持っていることを感じてもらえます。
ポイントは、単発で質問するのではなくて、「質問し続けること」。
相手にどんどん話しつづけてもらうことです。
それによって相手は、どんどん気持ちよく話せるようになります。
そうなれば、話を引き出してくれるあなたに対する印象が、どんどん良くなっていきます。
②自分のアピールポイントを短くまとめる
まずは、相手に気持ちよく話してもらいます。
そうすると、どこかの時点で今度は、あなたや、あなたの仕事について相手から聞かれます。
自分のことについては話をするのは、そのときからです。
印象に残るためのポイントは、最初にアピールポイントを短くまとめて伝えることです。
短くというのは、20秒から1分程度が目安です。
伝える内容には、
(1)どんな仕事をしているのか
(2)お客さんに、どんなメリットを感じてもらえるのか
(3)お客さんから見て、類似のサービスとは何が違うのか
を盛り込みます。
コツは、自分目線でなく、お客さん目線で伝えることです。
たとえば商品の説明であれば、どんな機能がついているのかではなく、その機能によってお客さんにどんなメリット(よいこと)があるのかを伝えるということです。
後は、相手からの質問に答えていけばOKです。
③お礼のメールを送る
必ずお礼のメールを送りましょう。
手書きのハガキや封書だと、より印象に残りますが、手間がかかります。
メールのメリットは手間がかからないことです。
相手の記憶に残っている当日のうち、おそくとも翌日の午前中には送るようにしましょう。
ただし、誰にでも送っているような形式的なお礼と思われてしまっては印象に残りません。
そこで、ひと工夫が必要です。
相手の話の中に出てきたことについて、ひと言でよいので触れるようにしましょう。
「〇〇についてのお話は、今まで自分が考えていたものとは違っていましたので、勉強になりました。」
といった感じですね。
これを書くことによって、その相手だけに向けたパーソナルなお礼メールになります。
また、相手にも、きちんと自分の話を聞いてくれていたと感じてもらえるようになります。
まとめ
せっかく参加した異業種交流会です。
しっかりと相手の印象に残るようにしたいですね。
相手の印象に残るためのポイントは3つです。
①質問し続ける
②自分のアピールポイントを短くまとめる
③お礼のメールを送る
さて、この3つを実践することで、出会いの時点で相手の印象に残るようにできます。
でも、それっきりで終わってしまっては意味がありません。
出会いの後に必要になるのが、関係構築です。
関係構築については、別の記事に書いていますので、合わせて読んでみてください。
◎関係構築については、こちらの記事をお読みください。
『人脈づくりで、出会ったあとに必要なこと』
『関係構築の3つの方法:知り合った人とのつながりを保つために』
◎お客さん目線でのアピールのしかたについては、こちらの記事をお読みください。
『勘違い多発!「ほしい」と思わせる商品説明に不可欠な要素』
『商品説明に不可欠な“ベネフィット”を見つけるための3ステップ』