仕事をする上で欠かせないのが、ほかの人とのコミュニケーションですよね。
コミュニケーションでの大前提は、同じ言葉を同じ意味で使うことです。
でも、同じ言葉でも人によって違う意味で使っているということは、現実にはよくあることです。
それに気づかないと、マズイことに。。。
伝達ミスや無用な口論が起こりかねません。
「異業種交流会」もいろいろ?
ある会合で話をしていた人と、異業種交流会の話になったときのことです。
しばらく話をしていたのですが、いまいち話が合っていないような気がします。
そう思いながらも話を続けていると、原因がわかりました。
私がイメージしていた交流会は、会場に経営者や起業家、ビジネスマンが集まって、お互いに名刺交換をするような会です。
全国規模のものでは、フレンドリンクやレパンといった交流会があります。
でも、相手がイメージしていたのは、東京ビッグサイト、名古屋のポートメッセ、大阪のインテックスで開催されるような大規模な展示会だったんです。
また別の会合で、別の方と話をしていたときのことです。
異業種交流会の話になると、また話が合っていないような気がしてきました。
よくよく話を聞いてみると、その方がイメージしていたのは会員制の集まりでした。
中小企業家同友会のようなところです。
「異業種交流会」という同じ言葉でも、人によって思い浮かべるものはさまざまだということですね。
言葉の意味を一致させる
私がコンサルティングやセミナーをするときに、気をつけないといけないと心がけているのもこの点です。
同じ言葉を使っていても、自分と相手が同じ意味で使っているかどうか。
自分が話す言葉が、相手に違う意味に取られていないかどうか。
働いている業界が違うと、同じ言葉でも違った意味でとらえられることがあります。
会議で意見が合わないことの原因が、考え方の違いではなくて、言葉のとらえ方の違いにあるなんてことは、ありがちなことです。
同じ言葉を、同じ意味で使っているかどうか。
コミュニケーションを取るときには、ぜひ、気をつけるようにしてください。