あなたのホームページの目的は、なんですか?
「ホームページって、会社の説明でしょ?」
もちろん、それもそうですが、それだけではありません。
ホームページにもタイプがあり、それぞれに目的があります。
特に、「仕事の獲得」という観点から見た場合、ホームページの目的を意識して作ることが成果につながる道になります。
今回は、ホームページの基本的な3つのタイプについて、「仕事の獲得」という観点もまじえて説明します。
ホームページの3タイプ
①会社案内タイプ
もっとも多いのが、このタイプです。
紙の会社案内のインターネット版という位置づけで、検索した人に会社のことを知ってもらうことを目的にしています。
「今の時代、ホームページぐらいないとね」
という声を意識して、存在証明のような位置づけで作られるのもこのタイプです。
会社の理念、取り扱い商品の説明、問い合わせフォームなどで構成され、きれいなデザイン、好印象を与えるイメージ写真といった、見た目が重視される傾向にあります。
反面、「仕事を獲得する」という点については受動的で、ホームページから仕事につなげるための積極的な仕掛けは特に組み込まれていません。
②情報発信タイプ
ブログタイプのホームページです。
対象とするお客さんが、抱えている悩みを解決できるような情報を、継続して発信します。
それによって、「役に立つ会社だ」「信頼できる会社だ」と思ってもらうことを目的にしています。
このタイプでは、さらに深い情報や、タイムリーな情報を求めている人に対して、メールマガジンを発行する仕組みを用意していることが多いです。
そのようにしてお客さんとの関係づくりをすすめ、そこから仕事につなげていくというスタイルを取るのが特徴です。
時間はかかりますが、まずお客さんとの信頼関係を築き、そこから仕事につなげていくという積極的な意図を持っています。
会社案内タイプのホームページのほかに情報発信タイプのホームページを別に作って、リンクさせているという会社もあります。
会社案内タイプのホームページにブログがついているものもありますが、
情報発信タイプは、「情報発信から仕事につなげること」を明確に目的化しているところに違いがあります。
そのため、情報の質が問われることになります。
③即 仕事獲得タイプ
見積もり依頼や、問合せ依頼を前面に押し出しているタイプです。
すぐに仕事につなげることを目的にしている、超積極的な姿勢のホームページです。
特徴としては、
「業界最安値」
「○日までの申込なら△%オフ」
など、わかりやすいメリットを打ち出しており、
「いますぐ見積もり依頼する」
「問い合わせはこちらから」
といったボタンが用意されていることが挙げられます。
ただし、ライバル業者と比べて圧倒的なメリットを打ち出さないと、なかなか反応してもらえません。
それだけのメリットを打ち出せるかどうかが、このタイプで成功するためのポイントになります。
まとめ:ホームページは目的に応じて
代表的なホームページのタイプを3つ挙げてみました。
実際には、それぞれのタイプを混ぜたようなものもありますが、基本的な要素としては3つのタイプになります。
大事なことは、ホームページを作るのであれば、目的をはっきりとさせることです。
そして、その目的に合わせたホームページを作ることです。
目的をはっきりさせないままホームページの制作業者に依頼すると、多くの場合は会社案内タイプになります。
そのため、特に、情報発信タイプや、即仕事獲得タイプのホームページを作りたい場合には、はっきりとその意図を伝えることが大事です。
ホームページは、気軽に何回も作りかえられるものではありません。
「何を目的にしたホームページを作るのか」をしっかり検討して作りましょう。