通信販売のチラシのように、直接、申し込みを呼びかけるタイプの広告がありますよね。
新聞や雑誌の広告、折り込みチラシなど、いろいろなメディアが使われています。
その中でも、WEBページは、ほかと比べて申し込みしてもらいやすいメディアです。
ただし、申し込み方法の用意のしかたによっては、その長所を発揮できません。
WEBページが申し込みしてもらいやすい理由を理解して、その理由に合わせた申し込み方法を用意する必要があるのです。
WEBページは、なぜ申し込みしてもらいやすい?
WEBサイトが、ほかのメディアにくらべて申し込みしてもらいやすい理由。
それは、商品の紹介を読んで「これ、いいな!」と思ったら、そのままの流れで申し込みができてしまうからです。
「いいな」と思ったとき、その感情が弱まらないうちに申し込みまですませてもらえることがポイントです。
ほかのメディアを考えてみると
これが、ほかのメディアでは、そうはいきません。
折り込みチラシなどの場合を考えてみましょう。
「お申し込みください」と申し込みを呼びかけているときの、よくある申し込み方法は次のものです。
・電話
・FAX
・ハガキ
・インターネット
電話は、番号をプッシュしたり、タップしたりして電話をかけなければいけません。
FAXなら、必要な事項を書きこんで、FAX機まで行ってFAXしないといけません。
ハガキなら、ハガキを買ってきて(ハガキつきの広告なら切りとって)、必要な事項を書きこんで、ポストに入れに行かなければいけません。
インターネットなら、パソコンやスマホでページを開かなければいけません。
どの方法にしても、必要な事項を伝えたり書いたりする前に、やらなければならないことがあったり。
場所を移動しなければいけなかったり。
めんどうですよね・・・。
手間がかかればかかるほど、「いま必要かな」と冷静に考える気持ちが出てきます。
お客さんの「ほしい」という感情は、しだいに弱まっていきます。
その結果、
「また今度にしよう」
ということになります。
そして、「また」の機会がくることはありません。
これは、新聞や雑誌の広告の場合も同じです。
WEBページの場合なら
WEBページでは、商品の紹介の途中や最後に、名前やメールアドレスなどの入力欄を用意することができます。
お客さんがするべきことは、手元にあるキーボードで情報を入力するだけ。
電話をかけたり、FAX機までいったり、ハガキを用意したり、あらためてパソコンを立ち上げたりする必要はありません。
このように、WEBページなら、商品の紹介を見ていたその流れで申し込みできてしまいます。
お客さんに申し込みをしてもらうのに、障害が少ない方法なのです。
申し込み方法しだいでは長所をいかせないことも
ただし、申し込み方法の用意のしかたによっては、この長所を発揮できなくなってしまいます。
お客さんに申し込みを呼びかけているWEBページを見ると、申し込み方法には主に3つのパターンがあります。
①「お問合せフォームから、お申し込みください」
問合せフォームのページが別にあって、そこに名前などの情報を書き、「○○を申し込みします」と書いて送信するパターンです。
別のページに行かなければいけないというのが、ひとつめの障害。
「申し込みしたい」という用件をわざわざ書かないといけないのが、ふたつめの障害。
この方法は、申し込みするのに手間がかかってしまいます。
そのため、お客さんの「ほしい」という感情は弱まってしまいます。
この方法はオススメできません。
②「下記のメールアドレス宛に、お申し込みください」
商品の紹介の下にメールアドレスがのっていて、それをクリックするとメールソフトが自動で立ち上がるパターンです。
この場合は、商品の紹介を読んだ続きに、クリックするメールアドレスがのっています。
ですので、ここは障害ではありません。
しかし、「申し込みしたい」という用件をわざわざ書かないといけないのが障害です。
それを考えたとたんに、「またで、いいや」となってしまう人が出てきます。
そこで、この方法を使う場合には、コツがあります。
それは、メールに書いてほしいことを明示しておくことです。
たとえば、
「お名前、ご住所をご記入のうえ、『○○を申し込みます。』と書いて送信してください。」
と、ハッキリ書いておきます。
できるだけ、お客さん自身が考えなくてよいようにするというのがポイントです。
③「下記の申し込みフォームからお申し込みください」
商品の紹介ページの途中や最後に、“申し込みフォーム”があるパターンです。
必要な事項を入力する欄があって、それを入力して申し込みボタンを押せばOK。
商品の紹介を読んだ流れで、そのまま入力できます。
それに、何を入力すればよいかもはっきりわかります。
お客さんは考える必要がありません。
このパターンが、ベストの方法です。
まとめ
WEBページは、ほかのメディアにくらべて、申し込みをしてもらいやすいメディアです。
それは、商品の紹介を読んで「これ、いいな!」と思ったら、そのままの流れで申し込みができてしまうからです。
その長所をいかすためにも、申し込み方法は、「申し込みフォーム」を用意するのがベストです。
あらかじめ用意された入力欄に必要事項を入力し、申し込みボタンを押せばよいようにしておきます。
それによって、お客さんが「いいな」と思ったとき、その気持ちが弱まらないうちに申し込みしてもらうことができるのです。
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