専門用語を使うべきとき。それは、こんなときです。

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夫婦が説明に悩んでいる

商品やサービスの説明をするときに、やってしまいがちなミス。
それは、専門用語を使ってしまうこと。

自分の業界では日常的に使っている言葉でも、一般の人からすれば意味がわかりません。
あなたもセールスをうけているときに、専門用語をつかって話してくる相手にイライラしたことはありませんか?
意味がわからなければ、興味がなくなってしまいますよね。

だから、商品やサービスの説明をするときには「専門用語は使わない」というのが基本です。

ただし、なにごとも杓子定規はいけません。
専門用語を使わないことが逆効果になってしまうときがあることは、覚えておきましょう。

わざと専門用語を使うべきときとは?

専門用語を使わないと逆効果になるときとは、どんなときでしょうか?

それは、専門家や専門業者を相手にするときです。

広告の“見出し”を例に説明しましょう。

広告を書く専門家に、セールスライターという人たちがいます。
彼らの属するセールスライティングの世界では、見出しのことを“ヘッドライン”と呼びます。

たとえばここに、過去のすぐれたヘッドラインを集めた『ヘッドライン集』を売りたいと思っている人がいるとします。

売る相手が、「自分でチラシを作ることはあるけど、セールスライティングなんて勉強したことのない一般企業の営業担当者」だとします。
そんな営業担当者にむかって、“ヘッドライン集”と言っても、ピンとこないでしょう。
“見出し集”といった方がすんなり理解してもらえます。
この場合は、専門用語を使うべきではありません

しかし、専門家であるセールスライターを相手にするならば、話は違ってきます。
彼らにむかって“見出し集”なんて言いかたをすれば、

「見出し?このひとは素人(しろうと)だな」

と思われてしまいます。

自分が素人と思われてしまえば、

「どうせ売ってるものも素人レベルのものだろう」

と思われかねません。

だから、専門家であるセールスライターを相手にするのであれば、専門用語をわざと使うべきです。
“ヘッドライン集”と言ったほうが、自分に関係のある話だと思ってもらえます。

まとめ:わざと専門用語を使うべきときもあります

商品やサービスの説明をするときには、「専門用語は使わない」というのが基本です。

ただし、相手が専門家の場合は別。
わざと専門用語を使うことによって、こちらもプロだと感じてもらえます。

プロを相手にするときには、正しく専門用語を使うこと。
素人だと思われないように気をつけましょう。

 

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