「問題を抱えているけど、どう解決したらよいかが思い浮かばない。」
そんなときには、問題のとらえ方が大きすぎるのかもしれません。
そうだとしたら、問題を細かい要素に分けてみるのが有効です。
例として、「ホームページからの売上が少ない」という問題で考えてみましょう。
「ホームページからの売上」を分解してみる
「ホームページからの売上」を、いくつかの要素に分解してみます。
ホームページから売上を上げるには、まずアクセスが集まらないといけませんよね。
アクセスが集まったら、次はそのうちの何人が買ってくれるかが勝負になります
アクセス数のうち、何人が実際に買ってくれたかを表すのが「成約率」です。
たとえば、100人のアクセスがあり、そのうち3人が買ってくれたとします。
その場合の成約率は、3%ということになります。
アクセス数に成約率をかけると、買ってくれた人数が出ます。
そして、買ってくれた人数に、ひとりあたりの購入単価をかけてやれば、ホームページからの売上が出ます。
つまり、ホームページからの売上は、次の3つの要素に分けることができます。
ホームページからの売上 = アクセス数 × 成約率 × 客単価
こんなふうに分解したうえで、ひとつひとつの要素を検討していきます。
「アクセス数は少なくないか?」
「成約率は低くないか?」
「販売単価は低くないか?」
といった具合です。
ここで、「アクセス数が少ない」と気づいたら、
- 広告を出す。
- SNSを始めてリンクをはる。
- SEO対策をする。
などの対策を考えることができますよね。
もし、まだ思い浮かばないようであれば、さらに細かく分けてみます。
たとえば、
アクセス数 = 広告 + SNSからのリンク + SEO対策 + ・・・
といった具合です。
細かく分けたうえで、どこが弱いかを考えてみます。
「広告」も、もっと細かく分ければ、「フェイスブック広告」や「リスティング広告」などに分けることも可能です。
ここまでくると、かなり具体的になりますよね。
細かく分ければ分けるほど具体的になってきます。
そうなれば、解決方法も思い浮かべやすくなります。
まとめ:細かく分ければ考えやすくなる
問題の解決方法が思い浮かばない場合は、細かい要素に分けてみることが有効です。
細かく分けるほど具体的になってきますので、解決方法のイメージをつかみやすくなります。
上の例では数式で表してみましたが、必ずしも数式にする必要はありません。
要素を書き出すだけでも大丈夫です。
ぜひ試してみてください。