アイデア出しにつまったら、フレームを用意しよう

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指で枠を作る

アイデア出しにつまることってありますよね?

そんなときにオススメなのは、フレーム(枠)を用意することです。
“とっかかりを作る”と言ってもいいかもしれません。

仮でいいので考える範囲を決めて、その範囲内でアイデアを考えてみます。
ちょっと漠然としてると思いますので、例をあげて説明してみます。

アイデアを考えるためのフレームを用意する

たとえば、商品の新しい売り方を考えるとします。

このときに、

「商品の新しい売り方を考えてみよう。」

と考えはじめると、1つ2つは思いついても、なかなか続けてアイデアを出すのは骨がおれます。
その原因は、考える範囲が広すぎるからです。
範囲が広すぎて、とっかかりが見つからないのです。

それでは、こう考えてみたらどうでしょうか。

「何かのイベントにからめて売れないかを考えてみよう。」

そして、まずイベントをリストアップしてみます。
カレンダーや手帳を見れば、30個ぐらいはリストアップできるはずです。
次に、ひとつひとつのイベントについて、商品にからめられないかを考えていきます。
これなら、ただ単に「新しい売り方を考えてみよう」と考えはじめるよりも、アイデアが出やすくなると思いませんか?

これは、“イベント”というフレームを用意したということです。
フレームを用意することによって、考えるとっかっかりができます。
それによって、アイデアが出やすくなるわけです。

具体的にイベントをあげてみると、

1月なら、正月、成人式、始業式、など
2月なら、節分、建国記念日、など
3月なら、卒業式、終業式、春休み、ひな祭り、お彼岸、春分の日、など

といった感じでリストアップできます。
リストができたら、ひとつひとつのイベントを見ながら、商品にからめられないかを考えます。

たとえば、フェイシャルエステを扱っている場合。
卒業式の時期に、卒業式に出るお母さんに向けたキャンペーンというのが考えられます。
お父さんからお母さんへの、日ごろの感謝をこめたプレゼントにしてもいいかもしれませんね。

個人相手のビジネスでなく会社が相手であれば、特有のイベントがあります。

・設立記念日
・入社式
・歓送迎会
・10周年記念
・ボーナス支給

などです。

たとえば、社会保険労務士の方の場合。
10周年を節目にした就業規則の見直しといった提案もよいかもしれませんね。
きっと、設立したときからは、会社の中身も変わってきているでしょうから。

このように、“イベント”というフレームを用意したことによって、考えるとっかかりができます。
それによって、アイデアが思いつきやすくなります。

フレームを用意したときの注意点

ただし、フレームを用意しながらも、フレームにしばられてはいけません。
フレームを用意するということは、そこからはずれるアイデアを見落としてしまうことにつながります。

考えていると、フレームから外れるものも頭に浮かぶことがあります。
その場合は、それもアイデアのひとつとして生かします。

フレームはあくまでも、アイデアを出すためのとっかかりです。
フレームを用意したことによって、アイデアを制限してしまっては本末転倒です。
発送は自由にということは忘れないでください。

まとめ

考える範囲が広すぎてアイデアを出しにくい場合は、フレームを用意してみてください。
考えるとっかかりができるので、アイデアを思いつきやすくなります。

ただし、フレームで範囲を限定することは、自由な発想をさまたげるおそれも含んでいます。
フレームはあくまでも、アイデア出しのキッカケ。
アイデアが出はじめたら、自由な発想にまかせるようにしてください。

 

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