「広告は短く」のウソ

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広告を読む男性

「広告は、短くしないと読んでもらえない。」

これは広告について、よく聞く言葉です。
でも、はっきり言って、広告は短くすればよいというものではありません。
それどころか、短くすることで売上につながらなくなるおそれすらあります。

この記事では、その理由と、目指すべき広告のすがたについてお話します。

広告が読まれない本当の理由

たとえば、あなたにお子さんがいるとします。
気の毒なことに、病気にかかってしまいました。
それも、治療法がはっきりわかっていない病気です。

ある日のこと、ある雑誌に、その病気を特集した30ページの記事がのっているのを見つけました。
30ページ・・・長いですね。
読むの、やめときますか?

そんなことはないですよね。
たとえ忙しくても、時間をひねり出して読むのではないでしょうか?

つまり、どんなに長くても、興味があるものは読むのです。

読まれないとしたら、それは長いからではありません。
興味がないから、あるいは、興味をわかせられないからです。
そもそもの広告の中身に問題があるのです。

それを短くして読んでもらいやすくしたところで、広告の商品を買ってはもらえません。
興味がわかないのですから。

もちろん、短い広告で興味をわかせることが不可能というわけではありません。
お客さんと商品のリサーチを十分にしていれば、興味をわかせることはできます。
しかし、短い広告には、そもそも欠点があるのです。

短い広告の欠点

短い広告の欠点とは、あたえる情報が不十分なことです。

情報が足りなければ、不明な部分が残ります。
たとえ興味がわいたとしても、不明な部分がある状態で買ってくれる人は、まずいないですよね。
リスクを感じてしまいますから。
いらないから買わないのではなく、買っていいのかどうか判断できないのです。

それでも、興味が強い人なら、
「時間があるときに、もっと調べてみよう。」
と思ってくれるかもしれません。

でも、現代人は毎日いそがしいですし、あふれるほどの情報にさらされています。
「時間があるときに・・・」では、忘れ去られてしまいます。

目指すべき広告のすがたとは?

そういうわけで、広告には、必要な情報をすべてもりこむことが必要です。

ただし、ムダに長くなってはいけません。
それでは、読んでいるうちに、あきてしまいます。

ですので、広告を作るときには、
「必要な情報をすべて盛り込んだうえで、できるだけ短くする」
ことを心がけることです。

ただし、例外はあります。
それは、短い広告を入り口にして、詳しい説明に導く場合です。

たとえば、フェイスブック広告を出すとします。
フェイスブック広告には、続きが読みたくなるような短い文章をのせておきます。
その最後に、詳しい説明を書いたWEBページへのリンクを貼っておくのです。
このような使い方であれば、短い広告は機能します。

まとめ:広告には必要な情報をすべてもりこむ

長い広告を出して反応がなかったとしても、それは長いからではありません。
興味をわかせられないからです。

また、十分な情報がなければ、読み手は買ってくれません。
短くしようと思って、必要な情報をけずってしまっては本末転倒です。

必要な情報をすべて盛り込んだうえで、できるだけ短くする。

これが目指すべき広告のすがたです。

 

 

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