広告でアピールする間違った方法と正しい方法

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磁石で人を吸い寄せている

広告を作るとき、たくさんのメリットをアピールしていませんか。
あなたの商品・サービスが、いろいろなメリットを持っている場合、ついつい全部アピールしたくなってしまいますよね。
その方が、いろいろな悩みや願望を持っている人に向けてアピールできるので、反応も良くなるはず!!

残念。広告の反応が悪い理由は、そこにあるんです。

かぜ薬のアピール方法

私は、年に3~4回、かぜを引いてしまいます。
医者に行くのがよいのでしょうが、仕事がつまっていると、なかなか行けません。
そこで、ドラッグストアでかぜ薬を買って、家に置いておくようにしています。

今は、かぜ薬もいろいろなものがありますね。
漢方、イブプロフェン入り、なんとかエキス入り、などなど。
はっきりいって、ききめの違いはわかりません。
わからないのですが、いつも買う薬は「これだ!!」と決まっています。
それは、銀のベンザブロック。

なぜ、これを選ぶのか?
実は、銀のベンザブロックは、のどの痛みを治すことに重点をおいているのです。
私のかぜは、いつものどから来ます。
だから、「のどの痛みに効く」と書かれていると、「あっ、これだ」と思うわけです。

ターゲットを絞ることによってアピール力が強くなる

悩みがはっきりしている場合、人は自分の悩みをピンポイントで解決してくれるものに目が向きます。
ただのかぜ薬よりも、「のどにきく」「鼻にきく」と書かれているほうが、その症状の人には魅力的に感じられます。

逆に悩みがモヤっとしている場合には、万人向けのものがよいかもしれません。
かぜの症状で言えば、「なんか体がだるいな。かぜかな?」というような人です。
そんな人は、「のどにききます」「鼻にききます」よりも、「風の諸症状にききます」という薬を選ぶでしょうね。

しかし、考えてみてください。
悩みがはっきりしている人と、悩みがモヤっとしている人。
どちらの人が、積極的に解決策を探しているでしょうか。
どちらの人が、アンテナを高くして、情報を集めているでしょうか。

もちろん、悩みがはっきりしている人ですよね。
「のどが痛い」と、はっきり症状が出ている人は、かぜ薬を買いに行きます。
「なんかだるいな」という人は、そもそもかぜかどうかがわかっていませんので、すぐには行動しないでしょう。

これは広告を作るときも同じです。
「〇〇の悩み(願望)を持っている人」と、はっきりターゲットを絞った方がよいのです。
その方が、解決策を探している人の目にとまりやすくなります。
そして、そのターゲットの悩みや願望に合わせたメッセージを書きます。
それによって、広告の反応も上がります。

広告で取りこぼしを防ぐには

しかし、ターゲットを絞ってしまうと、取りこぼしが出てもったいないという不安を感じるのではないでしょうか。

先ほどのかぜ薬の話ですが、実はベンザブロックには、「銀」以外に「青」と「黄」があるんです。
「青」は熱からくる人、「黄」は鼻からくる人向けです。
これならば、それぞれの症状の人にしっかりアピールしつつ、取りこぼしも防げますよね。

これと同じで、広告も、それぞれの対象に絞ったメッセージを用意して、別々にアピールすればよいわけです。

まとめ:広告はターゲットを絞ってアピールする

広告のメッセージを考えるときには、まず

  • どのような悩みを持っている人に向けて書くのか
  • どのような願望を持っている人に向けて書くのか

をはっきり決めることです。

そして、その人だけに向けて、メッセージを書くことです。
見込み客が一番読みたいものは、自分だけに向けられたメッセージなのです。

ターゲットを絞り、ターゲットの悩みや願望に合わせたメッセージを送ってください。
それによって、広告のアピール力は強くなります。

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